指揮者紹介
鈴木 織衛 先生
東京藝術大学指揮科、同大学院卒。遠藤雅古、松尾葉子両氏に師事。藝大在学中より作曲家・故中田喜直氏の薫陶を受け、氏とのジョイントコンサートにより、ピアニストとしてデビューを果たす。その後は、日本屈指のオペラ団体・二期会において、数々の作品に指揮者、合唱指揮者、コレペティとして、また斉田正子、錦織健氏など人気声楽家のピアノ伴奏者として活躍した。1993年と1997年には、オペラ指揮の活動に対し、文化庁より年間奨学金を授与された。
1996年ベルリンでのドイツ室内管弦楽団定期演奏会でコンサート指揮者デビュー。2010年より13年間にわたり、オーケストラ・アンサンブル金沢専任指揮者を務める。現在、多くの日本のオーケストラとの共演を重ねている。
また、ポップス等クラシック以外のアーティストにも信頼が厚く、森山良子、秋川雅史、岩崎宏美、日野皓正、レ・フレールをはじめ多くのコンサートを指揮、レコーディングにも参加している。
東京藝術大学指揮科講師。
トレーナーの先生方
【Violin】藤村 政芳 先生
北海道出身。
1989年、東京芸術大学を卒業後、新日本フィルハーモニー交響楽団にフォアシュピーラとして入団。「KISA Quartet」を結成し、ロンドンにてアマデウスカルテットに師事。第2回大阪国際室内楽コンクール入賞。1999年、東京フィルハーモニー交響楽団第二ヴァイオリン首席奏者となり、現在に至る。
オーケストラでの演奏の他、多くの室内楽やソロのコンサートに出演。2014年より「Beethoven+αチクルス」シリーズを開催。ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲演奏とレコーディングを行う。
北オケには第一回目より参加。多くの大学オーケストラや医オケ関係の指導を行なっている。
【Viola】古川原 広斉 先生
国立音楽大学卒業。
在学中に、新日本フィルハーモニー交響楽団に入団。渡米し川崎雅夫氏のもとで研鑽を積む。帰国後、新日本フィルを退団。 これまでに、新日本フィル、札幌交響楽団、大阪フィル、京都市交響楽団、東京フィル、神奈川フィル、岡山フィル、九州交響楽団、琉球フィル、静岡交響楽団、シンフォニエッタ静岡、東京シティフィル、などの客員首席をつとめている。
洗足学園音楽大学で ヴィオラ、室内楽、オーケストラを指導するかたわら、オーケストラのトレーナーとしても、東京女子医科大学、福井大学医学部管弦楽団(指揮者)、昭和大学、獨協医科大学、富山大学、全日本医科学生オーケストラ、関東医科学生オーケストラ、北日本医科学生オー ケストラ、中央フィル、など数多くの団体を指導している。そのほかにも指揮活動、数多くのアーティストのアルバム、 TV・映画、CMなどのレコーディングやコンサートツアーにも参加している。 ヴァイオリンを諏訪晶子、ヴィオラを深井硯章、ウルリッヒ・コッホ、白尾偕子、川崎雅夫、竹内晴夫の各氏に師事。
現在、新日本フィル団友、洗足学園音楽大学講師。
2020年より琉球フィルハーモニックオーケストラ客演首席奏者。
【Cello】清水 詩織 先生
東京都出身。7歳よりチェロを始める。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。同高校、同大学共に卒業演奏会に出演。
桐朋オーケストラアカデミー研修課程を修了。
第7回ビバホールチェロコンクール第4位入賞。
奨学生としてアメリカ・コロラド州アスペン音楽祭に参加。 これまでに「プロジェクトQ」、京都国際フェスティバル、神戸チェロコングレス、サントリーホールレインボー21コンサート、JTアートホール室内楽シリーズ、 宮崎国際音楽祭等に出演。
チェロを毛利伯郎氏に、室内楽を原田幸一郎、徳永二男、東京クヮルテット等の各氏に師事。
東京チェロアンサンブルメンバー。
桐朋学園オーケストラ特別招聘講師。
後進の指導、室内楽指導者としての活動にも力を入れている。
2010年より東京都交響楽団チェロ奏者。
【Contrabass】佐伯 洋裕 先生
桐朋学園大学音楽学部卒業、同大学研究科修了。パリ市立高等音楽院(CNR)卒業。ヴュルツブルクにて文屋充徳氏の元で学ぶ。
第2回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位併せて政府観光局賞受賞。
霧島国際音楽祭・リゾナーレ音楽祭・鎌倉ゾリステン、東京・春・音楽祭等に出演。
現在、昭和音楽大学、国立音楽大学附属中学校・高等学校講師。
これまでにコントラバスを、溝入敬三、西田直文、ヴァンサン・パスキエ、文屋充徳の各氏に師事。
【Wood Winds】最上 峰行 先生
1974年福島県原町市(現南相馬市)生まれ。
宮城県仙台第一高等学校在学中にオーボエ奏者を志し中退。大検を取得し、桐朋学園大学音楽学部演奏学科入学。
2000年10月、NHK・毎日新聞社共催「第69回日本音楽コンクール・オーボエ部門」第3位入賞。
国内主要オーケストラにゲスト首席奏者として多数客演する他、小澤征爾音楽塾、サイトウキネンオーケストラ、宮崎国際音楽祭等に参加。ソリストとして、プラハ国民劇場管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、東京交響楽団、等と共演。
またレコーディングアーティストとして「相棒」「ドクターX」「思い出のマーニー」「この世界の片隅に」等、多数の作品に参加。
これまでにオーボエを鈴木繁、似鳥健彦、蠣崎耕三、宮本文昭の各氏等に師事。
現在、東京交響楽団オーボエ・イングリッシュホルン奏者。桐朋学園大学音楽学部、東海大学教養学部非常勤講師。ARCUS、クインテット・アッシュ、エロイカ木管五重奏団、各メンバー。
【Brass】小林 正樹 先生
13歳より元NHK交響楽団の首席トランペット奏者の北村源三氏に師事。
東京藝術大学器楽科トランペット専攻卒業後フリーのトランペット奏者として、オーケストラ、アンサンブル、ソロの演奏活動を続ける傍ら、大学生や社会人のアマチュアオケを指導。
北村源三主催のトランペットカルテット「ヴィルティオーゾトランペット東京」での活動実績を持つ。
2018年「東京金管”Blasmusik”研究会」を発足。
【Percussion】定成 庸司 先生
東京芸術大学音楽学部卒業。
アメリカン・ウインド・シンフォニーオーケストラ・ティンパニー奏者を経て、国内のオーケストラはもとより、スーパー・ワールド・オーケストラ、モントリオール交響楽団、バイエルン歌劇場オーケストラ等の日本ツアーに及ぶ。現代音楽の分野においても作曲家の久石譲、打楽器奏者の高田みどりと共に「ミニマル・ミュージック」のグループで活動後、「ムクワジュ・アンサンブル」を組織。一方で打楽器アンサンブル「ザ・パーカッション」を立ち上げ全国各地で演奏活動。1990年沖縄県立芸術大学に赴任後進の指導に当たる。2010年9月、西日本打楽器協会沖縄地区主催第1回「打楽器の祭典」を企画、以後毎年開催。
全日本打楽器連盟会長。元沖縄県立芸術大学教授。